
忙しない都会の中、もし自宅の屋上がほっとひと息つける空間になったら…。
ほんの少しのアイデアで屋上を整えることができれば、毎日の暮らしはもっと豊かになるはず。
とはいえ、屋上を大きく改造するようなことは手間も費用もかかってなかなか実現できなさそう。
そんな時におすすめしたいのが、手軽に始められる「レイズドベッド」を使った小さな庭作りです。
自然と触れ合いながら、家族と一緒に過ごす時間をもっと心地よく、もっと楽しく。
今回は、都会でも気軽にできる「屋上ガーデンのはじめ方」をご紹介します。
屋上ガーデンを手軽にはじめるには

私たちは、屋上ガーデンを作る最初のステップとして「レイズドベッド」で小さな庭を作ることにしました。
「レイズドベッド」とは、限られたスペースをうまく活かしながら、草花や浅根性の野菜を気軽に育てられる囲い型の花壇のことです。
地面はもちろん、屋上やコンクリートの上でも設置可能。たっぷりと土が入るので、しっかり根を張らせることができて、草花はもちろん野菜などの作物も元気に育ってくれます。
しかも、組み立てはとっても簡単。
特別な工具は必要なく、支柱・キャップ・板を順番にはめていくだけであっという間に完成します。
使われている素材は、腐りにくくて耐久性にすぐれた人工木とアルミ。
見た目はナチュラルなのにスタイリッシュで、イングリッシュガーデン風の雰囲気にも、モダンやクラシックなテイストにも、すっとなじんでくれるデザインです。
野菜・ハーブ・お花など何を植えるか、どんなふうに飾るか、想像するだけでわくわくします。
レイズドベッドの設置、土を準備

さっそく買ってきた材料とお花で、小さな庭作りを開始。
でも、その前に大事なのが「レイズドベッド」をどこに置くかということ。屋上の日当たり、風通し、排水のしやすさなどをチェックしながら置き場所を決めていきます。
置き場所が決まったら、次は植物に合わせた土の準備です。
市販の培養土でもOK。野菜用・草花用など、育てるものに合ったものを選びましょう。より元気に育てたい方は、有機肥料や緩効性肥料を混ぜるのもおすすめです◎


そして、ここで重要なのが下準備。土を入れる前に、まずは以下のステップでセットしていきます。
STEP1 ▶︎防根シートを敷く
植物の根が床や建材に侵入するのを防ぎます。安全のために必ず設置しましょう。
STEP2 ▶︎底石(鉢底石や軽石)を入れる
水はけをよくして、根腐れ防止になります。
STEP3 ▶︎土を入れる
用意した土をたっぷり入れて、表面をならします。

[今回準備したもの]
・防根シート
・底石10L×2袋
・培養土30L×3袋(屋上は軽めの培養土がおすすめです)
・植物の苗
・コテ、ガーデングローブ
・ジョウロ など
土の量は植える作物に合わせて調整してください。最大で30L×5袋の土が入ります。
土の種類と選び方

レイズドベッドに使う土は、植物の育ちやすさを左右する大切なポイントです。
植物に合った土を選ぶことで、育てやすさも、成長のスピードも変わってきます。土にもこだわって、小さな庭作りを楽しんでみてください。
☑️ 初心者向け・・・培養土で手軽にスタート
市販の「草花用培養土」や「野菜用培養土」などを使えば、すでに肥料や水はけのバランスが整っているので、初心者でもすぐに使えて安心です。何を植えるか決まっていないという方や、気軽にはじめたいという方には、どんな植物にも使いやすい「オールインワン培養土」が便利です。
☑️ こだわりたい人向け・・・自分で配合する場合、以下の3種類をベースに土作り
・赤玉土 ー 水はけ・通気性がよい土
・腐葉土 ー 栄養がありふかふかした土
・ピートモス ー 保水性・保肥性・通気性が高いふわふわした土
基本の配合は「赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2」の割合。
栄養を与えるために、最初から土に「元肥」を混ぜ込んでおくとより◎
水はけが気になるときは…
レイズドベッドの底に鉢底石や軽石を少し敷いておくと、通気性・排水性がよくなり、根腐れの防止になります。
植物の配置を決め、植える

まず植物を植える前に、ポットのまま仮置きして、完成のイメージを描いてみましょう。 背の高い植物は奥に、横に広がるタイプは手前に。バランスを見ながら配置を決めておくと、見た目も美しく、お手入れもしやすくなります。

植える位置が決まったら、ポットから苗を取り出します。
このとき、根がぐるぐると巻いていることが多いので、根鉢を手で軽くほぐしてあげるのがポイント。
新しい土に根が伸びやすくなり、根付きがスムーズになります。植え付ける深さは、ポットに入っていたときと同じくらいがベスト。深すぎても浅すぎても、根腐れや乾燥の原因になるので注意しましょう。

最後に、たっぷりと水やりを。土の中の空気を抜き、根と土をしっかり密着させることで、早く元気に根付きます。
屋上ガーデンは小さく始めて、大きく楽しむ

屋上や広めのバルコニーなどちょっとしたスペースがあれば、「レイズドベッド」で小さな庭を作ることができます。
身近に植物があるだけで、日々の暮らしに彩りが生まれます。
子どもたちの笑顔が増えたり、家族との時間がもっと楽しく感じられたり、そんな心の豊かさをこれからも大切にしていきたい。
まずはお気に入りの植物から、自分だけの屋上ガーデンをはじめてみませんか?
記事:niwacan




